アーチーズ国立公園:見どころ・持ち物・服装・ユタ観光お役立ち情報

当サイトのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています
アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):デリケートアーチ

アメリカ・ユタ州にあるアーチーズ国立公園へ!ナショナルパークの中でも人気の高いアーチーズ国立公園の見どころ、周り方、持ち物、服装、入場料、子連れで行く際の注意点、など、実際に訪れた経験をもとに私が撮影した写真と共にまとめました!

目次

アメリカ・ユタ州:アーチーズナショナルパーク

アーチーズ国立公園について

アメリカのユタ州南部にある国立公園。面積は309K㎡、自然にできた2000を超える砂岩があります。毎年180万人が訪れるそう!

行き方・アクセス

ユタの州都ソルトレイクシティから車で行くと4〜5時間ほど。ソルトレイクから飛行機で行くこともできますが、本数が少ないです。コストがかかっても、時間を短縮したい方は飛行機を検討するのも◎

キャンピングカーなどでキャンピングサイトに宿泊する場合を除き、モアブを拠点に観光するのがおすすめです。

私は、アーチーズ国立公園に行く前日にモアブへ到着。早めに就寝し、早朝にアーチーズ国立公園へ出発しました!

アメリカ・アーチーズ国立公園へ行く際の準備

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州)

アーチーズ国立公園に限らずですが、アメリカの国立公園はできるだけ自然の状態のままになっていることが多いです。そのため人工的な手すりや舗装した道などは必要最低限です。

  • 暑さ・寒さ対策
  • 乾燥対策
  • 自然(植物・虫)

アーチーズ国立公園へ行く際の服装

スニーカー

岩場を昇り降りしなければいけないため、滑り止めがきくスニーカーがおすすめ👟かわいさやおしゃれさも大切にしたいですが、どちらを優先するかとなったら機能性を重視したほうがいいとおもいます。

スポーツウェア+パーカー

歩きやすい、動きやすい、汗を吸う服装がおすすめです。虫などもいるので、私は長ズボン(スポーツウェアのレギンス)を履いていきました。

リュックサック

両手があいていたほうがいいので、リュックサックがおすすめです😊🎒

持ち物

多めの水分

水分はかなり余裕をもって多めにもっていくのがおすすめです。私たちは2人で2ガロン(約7.5リットル)以上は持っていきました。

水をいれられる場所はありましたが、アメリカの水なので、お腹が弱かったり等で心配な場合は多めに持って行くことをおすすめします。ハイキング中にお腹を壊したら大変だとおもうので…。

食料・スナック

私は、パンとスナックを持っていきました。ソルトレイクシティやその他で買って持ってきても良いですし、モアブのスーパーで買うこともできます。

スナックは、トレイルミックス、プロテインバーなど、手軽にエネルギーチャージになるようなものを持っているといいとおもいます。

暖かい時期はチョコレートなどは溶けてしまうものは避けて、食べやすいものをいくつか選びました。

暑さ対策・寒さ対策

タオル、靴下、カイロ、手袋(軍手)、上着(体温調節用)、など。

日よけグッズ

サングラス、帽子、日焼け止めなど。

乾燥対策

リップクリーム、ハンドクリーム、ボディクリームなど。

その他

ウェットティッシュ、トイレットペーパー、虫除けスプレーなどもあると便利だとおもいます。

万が一のために、常備薬もあるとよいとおもいます。私は偏頭痛持ちなので、偏頭痛の薬、夫はお腹をこわしやすいので胃腸薬をもっていきました。

アーチーズ国立公園の観光お役立ち情報

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州)

事前予約・入場料

自家用車1台(一般車両)で$30(2023年現在)。入口で支払いをします。キャッシュでぴったりもってると便利。

2023年4月〜10月は、事前に時間指定予約が必要。

駐車場

ほとんどのスポットには、駐車場があります。時間帯やタイミングによっては、混んでいて停められないこともあるかもしれませんが、入れ替わりも激しいので少し待てば停められることも◎

トイレ:水洗トイレはある?

水洗ではないトイレはいたるところにありますが、水洗トイレは私が行った限りビジターセンターだけでした。トイレはあまり期待しないほうがいいとおもいます。

アーチーズ国立公園は危険?

アーチーズ国立公園にかぎりませんが、アメリカの国立公園は、できるだけ自然のままの状態のことがおおく、舗装されていない道や、手すりがない場所などもおおいです。

十分な準備が必須

持ち物や服装、下調べなど、十分に準備をする必要があるとおもいます。もちろん車のメンテナンスや、ガソリンの補給も必須。

天候やコンディション

雨/雪の日や、湿っている状態などで、岩に登るのはとても危険だと思います。

とくに、デリケートアーチは難易度が高いと言われており、ガタガタだったり、手すりや柵のない岩場を歩いていかないといけないため、とても危険です。実際に転落してしまったケースもあるようです。

アーチーズ国立公園に子連れで行く場合

大自然で、とても素敵な体験ができるとおもいます♪

デリケートアーチにも、たくさんの子供たち(抱っこされている赤ちゃんから中学生や高校生)がたくさんいました😊私が子供を連れていくなら、と考えたとき気になる点を書きます。

トイレ

既述のとおり、インフォメーションセンターは水栓できれいですが、それ以外のトイレは数が少ない&ニオイも強烈です。また、トイレもパーキングの近くにあるものがほとんどなので、いきなり「トイレ行きたい」となるとちょっと困るかも…。

食べ物・飲み物

スポットからスポットへ、車で移動することがほとんどなので、移動中にお子様が車で食べれるものがあると便利だとおもいます。また、トレイル中にさくっと食べれるものもあると便利◎

飲み物も、お子様の分もしっかり多めに持って行くことをおすすめします。特にアーチーズ国立公園の中は乾燥がひどい&日影があまりないので、水分補給はしっかりしないと熱中症などになりかねません。

体温調節

こどものほうが汗をかきやすかったり、体温が高かったりもするとおもうので、風邪をひいたりしないよう、体温調節しやすい服装がよいとおもいます。

怪我

万が一、ケガをしてしまった場合のために、応急手当てグッズはいくつか持ってるとよいかもしれません。

アーチーズ国立公園の見どころ

アーチーズ国立公園の見どころをいくつか紹介します。詳細は記事下部に書いているので、ここでは簡単に書いていきます。

デリケートアーチ:ユタのシンボル的存在

高速道路の州境にある「Welcome To Utah(ユタへようこそ)」の看板や、ユタで登録されている車のライセンスプレートにも描かれている「デリケートアーチ」は、高さ約13m×横約10m。世界的にも有名で、アーチーズ国立公園で絶対みたい見どころのひとつ✨

バランスド・ロック:巨大な岩

絶妙なバランスの巨石。スクールバス3台分にもなる大きさだそう。実際にちかくでみるととてもおおきくてびっくりしました。

ロック・アート・パネル:先住民が残した壁画

ユタ州の名前の語源となったともいわれている先住民のユテ族(ユーテ族)が描いたといわれる壁画。大きな岩に、動物や人物が描いてあります。

アーチーズ国立公園の周り方

英語の記事なども読み、混雑時間や美しくみえる時間なども含めて、プランを立てました!結果的に、混雑を避けてうまく周れたとおもうので、参考になれば幸いです😊

事前にガソリンを補給するのを忘れずに!

下記、トレイル情報は、公式サイトに載っていた情報を参考に表にしています

ビジターセンター(Visitor Center)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):ビジターセンター

ここに小さな売店がありますが、そんなに品揃えはよくなかったので、必要なものはすべて公園外から持ってくるのがいいとおもいます。しかし、ここ以外には、もう売店等はありません。万が一買い忘れたものなどがあればこちらでチェック。

水栓のトイレがあり、比較的きれいなのでトイレを済ませておくことをおすすめします。

デリケートアーチ(Delicate Arch)

お目当てのデリケートアーチ!夕焼け時が一番美しいと有名なのですが、有名なだけあってとても混む&日が暮れてからの下山は危険も伴うということで、私はトレッキング初心者なので、安全をかんがえて朝一番で行くことにしました!

ビジターセンターから車で30分弱。途中で朝日をみることができました😊

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州)

7時半ごろに着くと、駐車場はまだまだ空いてました✌️

肌寒かったので、パーカーを着て出発しました。水(ひとり最低2リットルと書いてありました)、スナックなどを持っていざ出発!

最初は平坦ですが、だんだん坂道になり、急な坂を登ります。そのあとは足元が不安定(滑りやすい)登り坂をどんどん登ります。砂浜を歩いているような感覚になる程サラサラな砂地を越えて、しばらくすると絶壁を歩く怖い道が出現。

前からくる人とすれ違うのも怖いくらい狭い場所もあるので、安全な場所で前の人を待ってから進みました。絶壁を乗り越えて、やっとのことでデリケートアーチが出現!

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):デリケートアーチ

このエリアも手すりなどはもちろんなく、すべったり転んだりしてもおかしくない状態。正直、足がすくんでしまい…滑り落ちたりするのが怖くて、アーチの真下までは行きませんでした。

空いている安全そうなところに座り、デリケートアーチをしばらく眺めていました!写真などではなんども目にしてきたデリケートアーチが目の前にあって、なんだか夢のような、不思議な感覚でした!夕焼けほどではないかもしれませんが、朝焼けのデリケートアーチもきれいでした✨

帰路ももちろん気を抜かず、慎重に歩きました。帰りの方が早かったです。

デリケートアーチ、トレイル情報

難易度 高い
距離 往復4.8km

ロック・アート・パネル(Rock Art Panel)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):ロック・アート・パネル

デリケートアーチのトレイルヘッドのすぐそばにある、先住民のユテ族(ユート族)が描いたと言われる壁画。はっきりと残っていて、動物に人が乗ってる姿などが確認できます。

ウォルフ・ランチ(Wolfe Ranch)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):ウォルフ・ランチ

こちらもデリケートアーチ・トレイルのすぐ近く(壁画のちかく)にあります。

この建物は1906年に建てられたもので、ウォルフ家6人が生活していました。外から見ると小さいので地下があるのかな?と思いましたが、中を覗くとワンルームでした!大きさは、約5.2m×4.6mと、家族で住んでいたと思えないサイズです。

このあと、駐車場に戻りました。戻ってきた9時半ごろには、駐車場がいっぱいになっていました。

タレットアーチ(Turret Arch)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):タレットアーチ(Turret Arch)

ザ・ウィンドウズ(ノース・ウィンドウ、サウス・ウィンドウ)と同じ駐車場に停めていけるタレットアーチ。ウィンドウズより混んでいないので、写真を撮るのにおすすめです😊

ノース・ウィンドウ、サウス・ウィンドウ、ザ・ウィンドウズ・セクション

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):サウス・ウィンドウ、ノース・ウィンドウ、ザ・ウィンドウズ・セクション

有名な「ザ・ウェンドウズ」はノースウィンドウ、サウスウィンドウがあります。ひとつずつ近くまで行くのもいいですし、「ザ・ウィンドウ・セクション」は両方のウィンドウをみられるスポットなので、ここからみるのもおすすめです😊

ザ・ウィンドウズ、トレイル情報

難易度 低い
距離 往復1.6km

ダブルアーチ(Double Arch)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):ダブルアーチ(Double Arch)

「ザ・ウィンドウズ」からとても近いので、車はウィンドウズの駐車場から動かさずに歩いていきました!上の方まで登ってるひともいましたが、私は登りませんでした。

ダブルアーチ、トレイル情報

難易度 低い
距離 往復0.8km

ガーデン・オブ・エデン(Garden Of Eden)

こちらは、もともと行く予定なかったのですが、ウィンドウズに行く途中にきれいだなとおもい、帰りに寄ることにしました。混んでたので、駐車場からみました😊

バランスド・ロック(Balanced Rock)

駐車場からすぐなので、ぜひ近くまで行ってみてほしいです😊遠くから見てもかっこいいのですが、近くまでいって周りを歩くと、その大きさに改めてびっくりさせられます。

バランスト・ロック、トレイル情報

難易度 低い
距離 往復0.5km

スカイラインアーチ(Skyline Arch)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):スカイラインアーチ(Skyline Arch)

デビルズガーデンへ行く途中にある、スカイラインアーチ。駐車場からすぐですし、道も平坦なので、とてもいきやすくおすすめ!

スカイラインアーチ、トレイル情報

難易度 低い
距離 往復0.6km

デビルズガーデン(Devil’s Garden)

アーチーズ国立公園(アメリカ・ユタ州):デビルズガーデン(Devil's Garden)

私たちは、けっこうつかれているだろうと予測していたので、トレイルにはいかず、デビルズガーデンを一周車で回りました🚗一方通行でぐるっとまわれるようになっています。

デビルズガーデンの「デビルズ・ガーデン・トレイルヘッド」から、「ランドスケープ・アーチ」「ダブル・オー・アーチ」「プリミティブ・トレイル」などにいくことができます。

ダブル・オー・アーチ、トレイル情報

難易度 高い
距離 往復6.8km

プリミティブ・トレイル情報

難易度 高い
距離 往復11.6km

アーチーズ国立公園の所要時間

アーチーズ国立公園は広いですし、見どころも楽しみ方もたくさんあるので、1日でも3日でも、すごそうとおもえば何時間でも過ごせると思います。

ご参考までに、私たちは、7時ごろ入園し、12:30には出たので約5時間滞在しました。

  • デリケートアーチ:2時間
  • ウォルフハウス&壁画:20分
  • ウィンドウズ:20分
  • タレットアーチ:20分
  • ダブルアーチ:20分
  • バランスドロック:20分
  • スカイライン:10分
  • デビルズガーデン:15分

あとは、移動時間や休憩です。

計画のポイント

私たちはまず3つのカテゴリーにわけました。

  1. 一番行きたいところ
  2. できればみたいところ
  3. みなくても良いところ

一番行きたかったデリケートアーチ(トレイル)を中心に予定を組みました。私は山登りなどにあまり慣れていないため、無理はしないと決めていました。

  • デリケートアーチ以外の難易度が高いトレイルはやめた
  • 人気スポット、デリケートアーチへ人が少ない時間帯に行った=すいていたので時間が短縮できた
  • いちばん行きたかったスポット&ハードなトレイルであるデリケートアーチを最初にした=これだけ達成できればOKと思えた
  • 自分の体力を考えながら&混雑具合を見ながら、「できれば見たいところ」へ行った
  • 「見なくていいところ」は状況次第でどんどんスキップ!
  • 後半は、駐車場からのアクセスが楽なスカイラインアーチ、車で見て周れるデビルズガーデンでラクだった

臨機応変に対応

長距離の運転や車内で過ごす時間による疲れ、(遠方から訪れる場合は)時差ぼけ、気候への順応などもあるので、絶対に無理はせず、その時々の体調優先で行動を選択するのがよいとおもいます♪


デリケートアーチへのトレイルはハードかつ危険なところもあって怖い思いもしましたが、一生に一度は行きたかったので、とても達成感であふれました😊ほかのどのアーチも個性があって美しく、自然が作り出した芸術に感動してばかりでした✨行く価値あり、最高の思い出になりました😉

アメリカ・ユタ州のアーチーズ国立公園は、有名なアーチ以外にも見どころがいっぱいあるので、服装や持ち物など十分に準備・計画をして訪れるのがおすすめです。

目次